ハンガリー人スケート選手、中国「差別」発言で1年間出場停止に
発信地:ブダペスト/ハンガリー
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【2月6日 AFP】平昌冬季五輪のスピードスケート・ショートトラック男子5000メートルリレーで金メダルを獲得したハンガリーのチャバ・ブルヤン(Csaba Burjan)が、中国に対する中傷的な言葉をソーシャルメディア上に投稿し、ハンガリースケート連盟(MOKSZ)から1年間の出場停止処分を受けた。この発言を受け、代表チームの中国人コーチは退任している。
25歳のブルヤンは昨年12月のW杯を前に、上海の空港での長い列の映像の上に「クソ中国」と英語で記してインスタグラム(Instagram)に投稿していた。
ハンガリー代表のコーチを務めていた中国人の張晶(Jing Zhang)氏はこの件の後、ブルヤンの「容認し得ない、中国への人種差別的発言」を非難して辞任した。
ブルヤンはその後インスタグラムで「きのうの投稿を深く謝罪する」「長い旅の後で疲れていた。本気ではなかった」と記した。
12月に張氏に謝罪したMOKSZは5日、ブルヤンは「規律的、倫理的な過ちを犯した」と発表。今年の12月まで代表チームから外され、同連盟主催の競技会への出場を禁止された。
ブルヤンらハンガリーチームは、張氏の下で平昌五輪のショートトラック男子5000メートルリレーで優勝を飾り、母国に冬季五輪初の金メダルをもたらした。(c)AFP