ドイツの新型ウイルス感染者、国内で「人から人へ感染」 欧州初か
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【1月28日 AFP】(更新)ドイツ当局は28日、中国で猛威を振るっている新型コロナウイルスの感染が確認されたドイツ人男性(33)について、同じ会社に勤務し、中国からドイツを訪問していた同僚から感染していたと発表した。欧州内における初の「人から人への感染」とみられている。
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バイエルン(Bavarian)州保健当局のトップが記者会見で明らかにしたところによると、感染した男性は中国へは渡航していなかったが、中国人女性で上海在住の同僚が先週ドイツを訪れていた。
男性は21日、同州ストックドルフ(Stockdorf)に本社を置く自動車部品メーカー、ベバスト(Webasto)の事務所で、この同僚が講師を務めた研修会に参加。27日夜に、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示した。
この中国人女性は、「今月23日、帰国便の中で体調不良を感じ始めた」とされる。帰国してすぐ医師の診察を受け、新型ウイルスへの感染が確認された。バイエルン州保健当局の話では、女性は両親の住む武漢地区を最近訪れていたという。
ベバストは、中国からの、あるいは中国への出張を「今後少なくとも2週間」取りやめると発表した。
独保健当局は、この感染者2人と接触のあった同僚や家族など約40人の検査を行っている。
■日本でも、最近の中国渡航歴のない男性が感染
一方、日本の厚生労働省は28日、ここ最近では中国への渡航歴のない男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
男性は、感染拡大が始まった中国・武漢(Wuhan)からの観光客らを乗せたバスを運転した後に感染したとみられている。
奈良在住の60代のこの男性は今月、武漢からのツアー2団体の運転手を務め、25日にインフルエンザに似た症状で入院していた。(c)AFP