イランの国会議員、トランプ氏殺害に懸賞金3億円 誰が支払うかには言及せず
このニュースをシェア
【1月21日 AFP】イランの国会議員が21日、同国の最高位級の司令官が暗殺されたことに復讐(ふくしゅう)するため、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領を「殺害すれば誰であれ」300万ドル(約3億3000万円)の懸賞金を出すと発表した。半国営イラン学生通信(ISNA)が報じた。
イランで最も人望の厚い人物の一人、ガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官は今月3日、イラクの首都バグダッドの空港付近で実施された米軍の無人機攻撃で死亡した。
ソレイマニ司令官の故郷、かつ埋葬地となった同国南東部のケルマン(Kerman)市民を代表して懸賞金について発表したのは、ほぼ無名の国会議員であるアフマド・ハムゼ(Ahmad Hamzeh)氏。
ISNAは、ケルマン市近郊の地域から選出されたハムゼ議員が「われわれは、トランプを殺害すれば誰であれ、300万ドルを与える」と述べたと伝えている。
ただ同議員は、誰が懸賞金を支払うかについては言及していない。同国では、議会の選挙が1か月後に予定されている。(c)AFP