南アのツツ元大主教、「感染症」で入院
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【12月5日 AFP】南アフリカの反アパルトヘイト(人種隔離政策)運動の象徴であるデズモンド・ツツ(Desmond Tutu)元大主教(88)が「難治性の感染症の治療のため」南西部ケープタウン(Cape Town)の病院に入院したことが分かった。ツツ氏の事務所が4日、明らかにした。
ツツ氏は15年以上にわたって前立腺がんの治療を受けている。
アパルトヘイト政権下で少数派の白人による支配に強く抗議し世界の注目を浴びたツツ氏は、1984年にノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞。人々に敬愛されながら、現在は引退生活を送っている。
今年9月に南アを訪問した英国のヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)、長男アーチー(Archie)ちゃんと面会した際には、元気そうな姿を見せていた。(c)AFP