制服採寸用に下着姿の写真提出を、オランダのスーパー大手 報道受け中止発表
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【11月27日 AFP】オランダのスーパーマーケットチェーン大手「アルバート・ハイン(Albert Heijn)」が、新しい制服のサイズを割り出すために、従業員に対して下着姿の写真をアプリにアップロードするよう求めていたが、報道を受けて計画を中止すると26日に発表した。
アルバート・ハインは、約1000店舗で働く従業員らの「服のサイズを手早く効率的に採寸するため、一つの店舗で革新的なモバイルアプリを使用した試験を実施した」と説明。
「この試験では、アプリで自動分析を行うため、従業員に体にぴったりと合った服か下着を身に着けた自身の写真をアップロードするよう求めていた」と明かし、「参加は任意で、写真が管理者に見られることはなかったが、決してあってはならないことだった。昨日この試験を中止し、関わったすべての人に謝罪する」と述べた。
オランダの日刊紙NRCハンデルスブラット(NRC)が、試験に抗議する従業員らについて報じたことで、アルバート・ハインは方針転換を余儀なくされた。
試験が実施された東部ナイメーヘン(Nijmegen)の店舗で働くヨヘム・デハース(Jochem de Haes)さん(17)はNRCに対し、「社員食堂に張られたポスターを見て、衝撃を受けた」「私の母は、冗談だと思った。だがマネジャーは私たちに対し、この試験に参加しない場合、適切な制服がないためにこれ以上この店にいることはできないと話した」と語った。(c)AFP