南ア主将コリシ、前回W杯で敗れた日本へのお返し誓う
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【9月6日 AFP】ラグビー南アフリカ代表の主将シヤ・コリシ(Siya Kolisi)は5日、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)を控えて行われる壮行試合で、スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)は日本に前回W杯のリベンジを果たすと誓った。
膝のけがから復帰し、日本戦では7月に16-16で引き分けたニュージーランド戦のメンバーから唯一の変更メンバーとなるコリシは、2015年W杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)で日本に喫した大番狂わせの記憶は今でも残っていると話す。
「感情的に当たり散らしたくはない。過去に起きたことではあるが、当然われわれはそれを正したい。あの試合でプレーした選手が数多くいる。7人か8人はその記憶をまだとどめていると思う」
「忘れ去るのは困難だ。その試合に敗れた衝撃は大きかった。だが、あの負けはチームとしてわれわれをより強くしてくれた」
W杯を2度制している南アフリカは、日本対ロシアの大会開幕戦翌日の21日に、横浜で行われるプールBの初戦でいきなり大会3連覇を目指すオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)と激突する。
エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)前HCの下で前回のW杯で3勝を挙げた日本は、それ以来トップ10の常連となっており、スプリングボクスは日本を見くびっていないとコリシは話す。
「あの試合は日本を有名にした。彼らはあれから強くなっているし、もっと大きなことを成し遂げようとしている。彼らはどんなときでも勢いをつけることができるし、いつでも対応できるように構えていなければならない。ニュージーランド戦を控えているが、われわれはこの試合を軽視してはならない」
日本代表のジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)HCは、ブレイブブロッサムズ(Brave Blossoms、日本代表の愛称)のW杯での目標を史上初の8強としており、準々決勝に進めばスプリングボクスと対戦する可能性がある。
日本の主将リーチマイケル(Michael Leitch)のリーダーシップを高く評価するコリシは、「彼らにはノックアウトステージに進む大きなチャンスがあると考えている。W杯は勝ちたいという気持ちがすべてだ」 と話した。(c)AFP/Alastair HIMMER