スーダン首都のデモ隊、大規模な追悼集会 ハルツーム
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【7月19日 AFP】スーダンの首都ハルツームで18日、民政移管を求めているデモ隊数千人が市内の広場「グリーン・ヤード(Green Yard)」に集まり、過去数か月にわたって国家を揺るがしている大規模な抗議行動の犠牲者を追悼した。
前日には、同国を暫定統治している軍事評議会と民政移管を要求しているデモ隊側が、権限分割を盛り込んだ合意案に署名した。
追悼集会の様子を目撃した人によると、ハルツーム市内各地から「グリーン・ヤード」を目指し、多数の男女や児童らがスーダン国旗を振り、スローガンを叫びながら行進した。「民政!民政!」「自由、平和、正義!」といったスローガンは、強権支配を続けたオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)大統領を4月に退陣に追い込んだ民衆蜂起の中で、参加者らが繰り返し叫び続けてきたものだ。
複数の目撃者によると、ハルツーム中心部にあるジャクソン(Jackson)のバス乗り場で、機動隊が集会に向かっていた人々を解散させようと催涙ガスを発射した。しかし人々は再度集結して行進を続けたという。(c)AFP/Haitham EL-TABEI