【7月18日 AFP】ボクシングの元世界王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)のプロモーターを務めるレナード・エレブレ(Leonard Ellerbe)氏は17日、メイウェザーは引退を撤回してマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)と再戦することにまったく関心を持っていないと明かした。

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 メイウェザー・プロモーションズ(Mayweather Promotions)の最高経営責任者(CEO)を務めるエレブレ氏は、ウェブサイトboxingscene.comに対し、魅力的なオファーがあってもメイウェザーをリングに戻すことはできないだろうと話した。

 メイウェザーはパッキャオに判定勝ちした2015年の試合で推定3億ドル(約323億円)を稼ぎ出したとされており、ファイトマネーが史上最高額となった一戦の興行収入は6億ドル(約646億円)以上だった。

 パッキャオのトレーナーを務めるフレディ・ローチ(Freddie Roach)氏は先週、不本意な形で敗れたメイウェザー戦のリマッチを熱望していると話していた。

 メイウェザーは20日に米ラスベガス(Las Vegas)で行われるパッキャオとキース・サーマン(Keith Thurman、米国)のタイトルマッチを観戦するとみられているが、エレブレ氏は再戦の可能性はないと断言した。「フロイドには関心がない。興味ゼロだ。彼はずっとボクシングをしてきた。時を経て燃え尽きた。彼はこのスポーツにすべてをささげてきたんだ」

 また、エレブレ氏はメイウェザーが幸せな引退後の生活を過ごしていると話す。「彼はとても充実していて、最高の生活を送っている。きょうも彼と話をした。ビジネスの話だ。彼は旅行中で子どもたちや家族と時間を過ごしている」「5歳から人生をボクシングに費やしてきたので、彼はこれまでやるチャンスがなかったことをしている」 (c)AFP