コンゴのエボラ流行、東部の都市ゴマで感染者確認
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【7月15日 AFP】コンゴ民主共和国の保健省は14日、北キブ(Nord-Kivu)州の州都ゴマ(Goma)でエボラ出血熱の感染者が確認されたと発表した。昨年8月に同国東部でエボラ出血熱の流行が発生して以降、ゴマでの感染者確認は初めて。これまでに感染が確認されている中で最大の都市となる。
感染した男性は14日朝、同州で感染者が多い街の一つ、ブテンボ(Butembo)からバスでゴマに到着。このバスには、運転手と乗客18人が乗っていた。
保健省によると男性は、9日に初期症状がみられたが、12日から移動を開始。感染者とブテンボからのバスの乗客がすぐに特定できたため、ゴマで感染が拡大する可能性は低いと述べた。バスの乗客と運転手は、15日にワクチンを受ける予定だという。
13日に保健省が公表したところによると、コンゴ民主共和国東部のエボラ出血熱の流行によってこれまでに1655人が死亡、694人が回復し、16万239人がワクチンを接種した。
しかし、武装集団による治療センターへの襲撃で医療従事者が殺害されたり、医療チームが地元住民から敵意を向けられたりするなど、エボラ出血熱の対策は妨げられている。(c)AFP