【6月18日 AFP】陸上競技の不正防止機関「アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」は17日、リオデジャネイロ五輪の女子マラソン銀メダリストであるユニス・キルワ(Eunice Kirwa、バーレーン)に対し、ドーピング違反で4年間の資格停止処分を科したと発表した。

【図解】世界反ドーピング機関が発表している禁止薬物と摂取方法

 35歳のキルワは赤血球の数を増加させる働きを持つ禁止薬物のエリスロポエチン(EPO)に陽性反応を示したとして、すでに5月から暫定的な資格停止処分が科されていた。今回の処分は先月7日までさかのぼって適用される。

 また、リオ五輪でキルワを抑えて金メダルを獲得したジェミマ・スムゴング(Jemima Sumgong、ケニア)も今年1月、EPOの使用に関して虚偽の情報を提出し、調査を妨害しようとしたとして、8年の資格停止処分を受けた。

 2015年の第15回世界陸上北京大会(15th IAAF World Championships in Athletics Beijing)でも銅メダルを手にしているキルワは、処分に関してスポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議申し立てをすることができる。(c)AFP