巧みに人を操る「子犬の目」の進化、オオカミにはできない表情 研究
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■古代犬種VS小型愛玩犬
興味深いことに、今回解剖された犬の中のシベリアンハスキーは、他の犬種には二つある筋肉のうちの一つで、まぶたの角を耳の方に引っ張る筋肉がなかった。
その理由は、ハスキーが古い犬種であり、犬とオオカミとの関連性がどのようなものだった可能性があるかを最もよく表す現存種だからかもしれない。
バロウズ教授は「ハスキーで今回確認された興味深い変化についてさらに掘り下げる予定だ」として「マラミュートやサモエドなどのさらなる古代犬種を調査し、その結果をチワワやヨークシャーテリアなどの小型犬種と比較したいと考えている」と述べた。
さらには猫や、犬と同様の動きを作り出すとみられる馬など、人間との親密な関係にあるその他の動物にも、今回の研究を広げられるかもしれない。(c)AFP/Issam AHMED