マリの村襲撃事件、当局が死者数を35人に訂正
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【6月13日 AFP】西アフリカのマリ中部で、武装集団が村を襲撃して当初95人が死亡したとみられていた事件で、当局は12日、最終的に確認された死者数は35人だったと発表した。
今回の発表によると、犠牲者のうち24人は子どもだったという。さらに「定期の巡回」により6人の身柄が拘束されていることも明らかになった。
ドゴン(Dogon)人の村ソバヌダ(Sobane Da)またはソバヌクー(Sobane-Kou)は9日夜、銃で武装した集団による襲撃を受けた。生存者らの証言によると、住民が殺されて家々が焼かれ、攻撃は7時間にも及んだという。
複数の少数民族の集落が隣接するこの地域では、2015年にイスラム過激派の集団が姿を現してから情勢が不安定となっており、今回の事件が報復の暴力行為を招くという懸念も生じている。
当局は当初、兵士らや現場に入った地元関係者の話に基づき、95人死亡、19人行方不明という暫定情報を出していたが、その後の調べで死者は35人であることが確認されたという。村からは女性約100人が逃げ出しており、当局はこの事実が混乱を招いたと説明した。(c)AFP