【6月13日 AFP】女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)は12日、グループAの試合が行われ、ナイジェリアはアシサト・オショアラ(Asisat Oshoala)の得点などで韓国を2-0で下した。

 ナイジェリアのトーマス・デネビー(Thomas Dennerby)監督は試合後、チームを勝利に導き、W杯では20年ぶりとなる決勝トーナメント進出へ前進させたオショアラを「特別」な存在とたたえた。

 29分、韓国DFが前方からのロングボールに触ると、ボールはそのままGKの横を抜けてネットに吸い込まれ、喜劇のようなオウンゴールでナイジェリアが先制に成功した。さらに75分、圧巻のスピードで抜け出したオショアラが追加点を挙げ、ナイジェリアが勝利を決定づけた。

 スウェーデン人のデネビー監督は価値ある白星を挙げた試合後、驚きの速さを見せた24歳のオショアラを絶賛した。

 59歳のデネビー監督は記者団に対し、「あれだけのスピードを持った選手は他にいないから、彼女はまさに特別」とコメントした。「何もない状況からチャンスをつくれるから、オショアラの存在はチームにとって重要だ。彼女がいれば、クリアさえ決定機になり得る」

 この結果、韓国はグループAで2連敗となり、ナイジェリアは勝ち点で2位ノルウェーと並んでいる。

 今大会では3位のチームにも勝ち上がりの可能性が残されているため、開催国フランスとの最終節がどのような結果に終わっても、ナイジェリアは16強入りを期待できる状況になった。すでに3ポイントを挙げているナイジェリアは、この勝ち点のままでも、8強入りした1999年大会以来となる決勝トーナメント進出を果たすことができるかもしれない。(c)AFP