スーダンのデモ指導部、不服従運動終了へ 軍事評議会との協議再開に同意
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【6月12日 AFP】民政移管を要求するデモが強制排除され多数の死者が出たスーダンで、デモ指導部は市民的不服従運動を終了させ、暫定軍事評議会との協議を再開することに同意した。仲介役のエチオピアが11日、明らかにした。
9日に市民的不服従運動を始めたデモ指導部は、新たな統治機構を構成するメンバーのリストを公表し、暫定軍事評議会への圧力をいっそう強めた。新統治機構の構成は双方の対立の焦点になっている。
エチオピアのアビー・アハメド(Abiy Ahmed)首相が先週スーダンの首都ハルツームを訪問して以来、仲介に当たっているエチオピアのマフムド・ディリール(Mahmoud Drir)氏は記者団に対し、「(民主化勢力の一派)『自由・変革同盟(Alliance for Freedom and Change)』は本日から市民的不服従運動を中止することに同意した」「双方は協議再開で合意した」と述べた。
デモ指導部は声明を発表し、12日から仕事を再開するよう市民に呼び掛けた。この件について現時点で暫定軍事評議会側の確認は取れていない。(c)AFP