スーダン、アルジャジーラ支局を閉鎖 前大統領と親交あったカタールの放送局
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【5月31日 AFP】スーダンの暫定軍事評議会は、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)がスーダン首都ハルツームに構えていた支局を閉鎖した。アルジャジーラが30日、同社サイトで明らかにし、支局職員の就労許可も剥奪されたという。
アルジャジーラによると、スーダンの暫定軍事評議会が同社の支局閉鎖を決定したと同国治安部隊から通告されたという。
スーダンでは、カタールと友好関係を築いていたオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)前大統領を軍が追放し、軍事評議会が暫定統治を担っている。
暫定軍事評議会のアブドルファタハ・ブルハン(Abdel Fattah al-Burhan)議長は30日、湾岸地域の首脳会議に出席するためサウジアラビアを訪問。同氏はすでにエジプトやアラブ首長国連邦(UAE)も訪れている。
エジプト、UAE、サウジは2017年、テロ組織を支援しているとの理由でカタールと断交した。カタールはテロ支援を否定している。
中東主要国から支持を得ているブルハン氏は、アフリカおよび欧米の各国政府から政権を明け渡すよう求められているが、抵抗している。(c)AFP