カナダも「月へ」、NASA有人月面探査に参加表明
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【3月1日 AFP】カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は2月28日、米航空宇宙局(NASA)が進める有人月面探査計画に参加すると発表した。
「カナダは月へ行く」──国際宇宙ステーション(ISS)に滞在するカナダ人宇宙飛行士デービッド・サンジャック(David Saint-Jacques)氏とのライブ中継も行われた記者会見で、トルドー首相は明言した。
NASAは2026年までに地球と月面との中継拠点となる小型の宇宙ステーション、「ゲートウェイ(Lunar Gateway)」の建設を予定しており、カナダはゲートウェイの維持管理や修復を担うロボットアーム「カナダアーム3(Canadarm3)」を開発・提供するという。
全長15メートルの初代カナダアームはスペースシャトルのロボットアームとして開発され、30年間活躍。後継のカナダアーム2はISSに搭載されている。
トルドー首相はさらに、今後24年間でカナダの宇宙計画に20億5000万カナダ・ドル(約1740億円)を投入し、「人工知能(AI)に基づいた」新たな宇宙技術の開発を支援する方針も明らかにした。(c)AFP