【2月26日 AFP】イスラエルの元閣僚が26日、敵国イランのためにスパイ活動を行っていたとして、禁錮11年の実刑判決を受けた。検察当局が明らかにした。

 1995~96年にエネルギーおよびインフラ相を務めたゴネン・セゲブ(Gonen Segev)被告はすでに、スパイ罪やイランに情報を伝えていた罪を認め、司法取引に応じていた。

 事件の性質上、審理は非公開で行われたという。

 セゲブ被告は、パレスチナとの第2オスロ合意(Oslo II Agreement)に賛成票を投じるため極右勢力を離れ、労働党のイツハク・ラビン(Yitzhak Rabin)政権で入閣。

 ただ、過去には刑事事件で刑期を務めたこともあり、2004年には有効期限を偽った外交旅券を使って、オランダからイスラエルに合成麻薬のエクスタシー(Ecstasy)3万錠を密輸しようとした罪に問われた。(c)AFP