英労働党首、EU関税同盟残留の新提案へ 否決なら再度の国民投票を支持
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【2月26日 AFP】来月29日に迫っている英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)について、英国の最大野党・労働党のジェレミー・コービン(Jeremy Corbyn)党首は25日、EU関税同盟にとどまる独自の計画を提案すると述べ、これが否決されれば国民投票の再実施を支持すると発表した。
コービン氏は、「保守党に押し付けられた悪影響のある離脱案を阻止するため、国民投票の再実施を支持する」と述べたが、再国民投票の日程には言及しなかった。多くの労働党議員が国民投票の再実施を支持しているが、長年のEU懐疑派でブレグジットを支持しているコービン氏は、離脱交渉が行われる中、明確な態度を示してこなかった。
一方、テリーザ・メイ(Theresa May)英首相は、アイルランドとの国境に関する離脱案の修正をめぐりEUと交渉を続けているが、EUおよび英国を除くEU加盟27か国は昨年11月にEUと英政府が合意した離脱案の再交渉を繰り返し拒絶している。(c)AFP/Lachlan CARMICHAEL with Dario THUBURN in London