沖縄県民投票、辺野古「反対」7割超 安倍首相は「先送りできない」
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【2月25日 AFP】沖縄県で24日、米軍普天間飛行場(MCAS Futenma、宜野湾市)の移設をめぐる県民投票が行われ、即日開票の結果、名護市辺野古の沿岸部の埋め立てへの「反対」が72%を超えた。
投票率は52%で、反対票は43万4000票以上となり、投票資格者数の4分の1に達した。玉城デニー(Denny Tamaki)知事には、条例に基づき投票結果を「尊重」する義務が生じた。
今回の県民投票は「賛成」「反対」「どちらでもない」の三つの選択肢から投票先を選ぶもの。賛成票は約19%だった。
安倍晋三(Shinzo Abe)首相は25日、「結果を真摯(しんし)に受け止め」るとしながらも、「日米が普天間基地の全面返還に合意してから20年以上実現されていない。もうこれ以上先送りすることはできない」と述べ、県民の「理解」を得られるよう取り組んでいきたいと語った。
日本国内に駐留する在日米軍兵士は約4万7000人。うち半数以上が、国土面積の1%に満たない沖縄県に集中している。(c)AFP