【2月25日 Xinhua News】中国農業農村部はこのほど、「2019年栽培業活動要点」を発表、大豆振興計画を実施し、大豆補助を引き上げ、通年で大豆と搾油作物の栽培面積を500万ムー(約33万ヘクタール)以上に拡大するよう求めた。上海証券報が伝えた。

 商品情報会社・卓創資訊のアナリスト、張瑾節(Zhang Jinjie)氏は「大豆栽培面積を500万ムーに拡大すれば、収穫量は推計60万~70万トンに達する。大豆栽培に対する政策の支援の幅が大きく、補助金額が高ければ、大豆栽培面積は1000万ムー(約67万ヘクタール)以上に拡大することも考えられる」と述べた。

 農業農村部党組メンバーの呉宏耀(Wu Hongyao)氏は「大豆振興計画は主に、技術や構造、政策の面から支援を提供するものだ。この計画の将来の注力点には、大豆栽培面積の穏やかな回復、科学研究を通じた良質で高収量の大豆品種の育成加速、大豆生産経営の組織化のレベルの向上などが含まれる」と語った。

 張氏は「大豆先物価格の動きは今後しばらく、生産者と加工企業への補助政策の具体的な金額の大きさに左右される。補助の幅が小さければ、市場の大きな値下がり要因にはならない」と述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News