ナイキシューズが試合中に崩壊、花形選手負傷 米大学バスケ
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【2月22日 AFP】米NCAA男子バスケットボール・トーナメント(NCAA Men's Basketball Tournament)で、スター選手が使用していたナイキ(Nike)製シューズが試合中に壊れ、この選手が膝を負傷するハプニングがあった。この試合は注目の一戦で、観客の中にはバラク・オバマ(Barack Obama)前米大統領やスパイク・リー(Spike Lee)監督の姿もあり、ナイキは火消しに追われている。
デューク大学(Duke University)のフォワード、ザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)選手(18)は、20日夜のノースカロライナ大学(University of North Carolina)との試合で、試合開始後わずか36秒で負傷した。デューク大学が最初にボールを支配しウィリアムソン選手がフリースローライン付近でドリブルしていたところ、同選手が踏み込んだ左足のシューズの靴底の一部が剥がれた。
痛みに顔をゆがめたウィリアムソン選手は右膝を押さえて床に倒れこんだ。同選手はその後足を引きずりながらコートを離れ途中退場した。
ウィリアムソン選手は今年6月に行われる米プロバスケットボール(NBA)のドラフトで1位指名を受けると見込まれている。
ナイキは21日、状況の解明に尽力していると述べイメージダウンの払拭(ふっしょく)に努めた。同社は「われわれは言うまでもなく憂慮している。ザイオンの早期回復を願っている」と表明。「わが社の製品の品質と性能は最も重要」だと述べた。ナイキの株価は21日のニューヨーク株式市場で、前日比約1%安で取引されている。(c)AFP/Luc Olinga with Chris Lefkow in Washington