正恩氏は「意味ある」言動を、制裁解除に絡みトランプ氏けん制
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【2月21日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は20日、月末に行われる2回目の米朝首脳会談を前に、対北朝鮮制裁の解除を求めるなら金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は「意味ある」言動をしなければならないと述べた。
トランプ氏はホワイトハウス(White House)で記者団に対し、「制裁は最大限に科されている。私は緩和していない」と語った上で、「緩和できればいいと思うが、それには先方(北朝鮮側)に何か意味ある言動がなければならない」と強調した。
トランプ氏は来週、ベトナムのハノイで正恩氏と2回目の会談に臨む予定。昨年シンガポールでの初の米朝首脳会談で両首脳が合意した北朝鮮の非核化について、進展状況を協議するとみられる。
トランプ氏は詳細には言及しなかったものの、「金委員長と私は非常に良好な関係だ。何らかの解決を見たとしても驚かない」と発言。北朝鮮の経済発展には「素晴らしい」可能性があるとの見解を改めて示し、ベトナムでの会談は最後にはならないと示唆した。(c)AFP