絶滅したはずのゾウガメの一種を発見 ガラパゴス諸島
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【2月21日 AFP】(更新)南米エクアドル沖にあるガラパゴス諸島(Galapagos Islands)のフェルナンディナ(Fernandina)島で、1世紀余り前に絶滅したと考えられていたゾウガメの一種が自然保護活動家らによって発見された。
見つかったのは成体の雌で、1906年を最後に目撃例が途絶えていたフェルナンディナゾウガメ(Fernandina Giant Tortoise、学名Chelonoidis phantasticus)とみられている。年齢は100歳前後のもよう。
ゾウガメは発見後、同諸島サンタクルス島(Santa Cruz Island)にある自然保護活動の中核施設にボートで運ばれた。
ガラパゴス諸島の保全を専門とする米非営利団体ガラパゴスコンサーバンシー(Galapagos Conservancy)のワシントン・タピア(Washington Tapia)氏は、見つかったゾウガメは年齢が「100歳を超え」ており、「とても高齢」だと語った。
ガラパゴス諸島は固有の動植物相で知られ、チャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)が進化論を唱えた画期的著作「種の起源(The Origin of Species)」(1859年)のきっかけとなった場所。
エクアドルのマルセロ・マタ(Marcelo Mata)環境相はツイッター(Twitter)で、「100年余り前に絶滅したと考えられていたリクガメの種」であるフェルナンディナゾウガメが見つかったと発表した。(c)AFP