【2月20日 AFP】昨年フランスで2件の殺人容疑で逮捕・訴追された元軍人が、およそ40件の未解決事件に関与している可能性があることが分かった。捜査当局が明らかにした。

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　未解決事件への関与が疑われているのはノルダル・ルランデ（Nordahl Lelandais）容疑者。同容疑者は2017年4月にヒッチハイクをしていた兵士を殺害し、同年8月に8歳の女児を殺害したことをすでに自供しており、未成年のはとこ2人に対する性的暴行容疑でも訴追されている。

　ルロンデ容疑者の経歴と行動について1年あまり調査した結果、警察はローヌアルプ（Rhone-Alpes）地域圏を中心に発生した約40件の未解決事件に同容疑者が関わっている可能性があるとの見解を示した。

　国家憲兵隊のジャン・フィリップ・ルクーフ（Jean-Philippe Lecouffe）氏は18日、パリ郊外の本部で会見を行い、「現時点ではルロンデ容疑者がこれらの未解決事件に関与したとは立証されていない」と述べた。

　ルクーフ氏によると、容疑者の関与が疑われている未解決事件の多くが失踪事件で、未成年が行方不明となっている事件も10件近くある。また、今後新たな未解決事件が浮上する可能性についても同氏は排除しなかった。

　ルクーフ氏は未解決事件の詳細について明らかにしていない。しかし国内メディアによると、2011年にアルベールビル（Albertville）のスキー場近くで行われた音楽フェスティバルで男性が失踪した事件が含まれている可能性があるという。(c)AFP/Anne LEC'HVIEN