トランプ氏、米中貿易協議の期限延長を示唆 「順調だが複雑」
このニュースをシェア
【2月20日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は19日、中国との貿易協議について「とても順調に進んでいる」としながらも「非常に複雑だ」と認めた。また、3月1日の交渉期限を延長する可能性を改めて示唆した。
米中両国の当局者は当日、米首都ワシントンで貿易戦争の終結に向けた次官級協議を再開した。続いて21~22日に閣僚級の協議を開く予定だ。
両国は15日まで北京で閣僚級の協議を開いたが、合意には至らなかった。
トランプ氏はホワイトハウス(White House)で記者団に、3月1日の交渉期限について「はっきりしたことは言えないが、この日付は魔法の日ではない。いろいろなことが起こっているからだ」とコメント。「何が起こるか見てみよう」と語った。
米国は3月1日までに中国と合意できなければ、2000億ドル(約22兆円)分の中国製品に対する制裁関税の税率を現行の10%から25%に引き上げる方針。(c)AFP