15歳でISに加わり帰国希望の英女性、シリア難民キャンプで出産
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【2月18日 AFP】2015年に15歳で英国からシリアに渡ってイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に加わり、現在は帰国を希望しているシャミーマ・ベガム(Shamima Begum)さん(19)が17日、難民キャンプで男児を出産した。ベガムさん本人が英スカイニューズ(Sky News)に明らかにした。
15歳で友人2人と共にロンドンを離れてシリアに入り、ISに加わったベガムさんをめぐっては、論争が巻き起こっている。
「出産したばかりで疲れ切っている」と語るベガムさんは、生まれたばかりの子と一緒に帰国が許されるよう、改めて訴えた。
ベガムさんはシリアで結婚した後、2児を出産したもののいずれも死亡しており、「この子もこのキャンプで死ぬかもしれないと恐れている」と話した。
欧州諸国は、IS崩壊後に帰国を希望する過激派の処遇に苦慮している。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は16日、欧州諸国に対し、数百人拘束されているIS戦闘員を各国で引き取り、裁判にかけるべきだと改めて要求した。(c)AFP