【2月17日 AFP】NBAオールスターゲーム2019(2019 NBA All-Star Game)の開催を控え、NBAオールスター・サタデーナイトの各種コンテストが行われ、スラムダンクコンテストでは、NBAのレジェンドであるシャキール・オニール(Shaquille O'Neal)氏を演出に使ったオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のハミドゥ・ディアロ(Hamidou Diallo)が優勝を果たした。

 ディアロは、「この建物の中で一番大きな人」と呼び掛けてオニール氏をバスケットの手前に立たせると、その上をまたぐようにして跳び越え、右腕をリングに突っ込むダンクシュートを決めた。これにはシャーロット(Charlotte)のスペクトラム・センター(Spectrum Center)に集まった観客も立ち上がり、ジャッジたちは50点満点を表示した。

 ディアロは「雰囲気が最高だった」「自分は出てきて観客が見たがっているものを見せただけさ」とコメントした。

 そして決勝2回目のダンクで、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のデニス・スミス(Dennis Smith)を抜くには43点が必要だったディアロは、今度はラッパーのクエヴォ(Quavo)をコートに呼び出すと、右コーナーからスプリントしてクエヴォが頭上に掲げたボールをつかみ、ツーハンドの豪快なダンクを決めた。ディアロは「少し緊張していた」と告白した。

 3ポイントコンテストでは、ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)のジョー・ハリス(Joe Harris)が、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のスーパースター、ステフェン・カリー(Stephen Curry)を破ってタイトルを手に入れた。

 出場10人のうち、勝ち残ったハリスとカリー、そしてサクラメント・キングス(Sacramento Kings)のバディ・ヒールド(Buddy Hield)の3人で争われた決勝は、12本連続でショットを沈めたハリスが26ポイントを獲得し、24ポイントのカリー、19ポイントのヒールドを抑えて優勝した。

 スキルズ・チャレンジでは、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)のジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)がアトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)のトレイ・ヤング(Trae Young)との決勝で、ヤングが立ち止まってシュートを打つ中、テイタムがコート中央から走り込みながら3ポイントを放つと、これが成功。その瞬間にテイタムの優勝が決まった。

 テイタムは「決勝までの2ラウンドで、彼の方が速かった。だから彼に(最初の)ショットを打たせてやれば、その間に自分も3ポイントラインに近づけるんじゃないかと思ったんだ。トレイにチャンスを与えたくなかった」「正直に言って決められる自信はなかったけど、勝ちにいくにはあれしかなかったし、遠くから投げてみて、それで結果は最高にうまくいった」とコメントした。(c)AFP