豪競馬の最強牝馬ウィンクス、30連勝を達成
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【2月16日 AFP】オーストラリア競馬のスーパースター、ウィンクス(Winx)が16日、30連勝を達成した。
7歳牝馬のウィンクスは、信じがたいほど見事な競走馬歴が終わりに近づく中、今秋の出走をもって引退するものとみられている。
この日、豪シドニーのロイヤル・ランドウィック競馬場(Royal Randwick Racecourse)で行われたアポロステークス(Apollo Stakes、芝1400メートル)が今年初出走となったウィンクスは、1番人気に応えた。
長らく騎乗しているヒュー・ボウマン(Hugh Bowman)騎手が手綱を引く中、好機を待ったウィンクスは残り1ハロンで先頭に立つと、2位に2馬身差をつけた。
ウィンクスの通算3度目となるアポロステークス制覇後、ボウマン騎手は「残り600メートルでしっかりと主導権を握った。レースが展開する中で、良いリズムに乗れた。ウィンクスと自分にとってはかなり楽なレースだった」と振り返った。
この勝利でウィンクスは、この4年間続いている連勝を30に伸ばしている。
昨年8月には26連勝を達成して、豪競馬界の伝説ブラックキャビア(Black Caviar)の国内連勝記録を更新。さらに、その後メルボルンで開催されたコックスプレート(Cox Plate)で最多となる4度目の優勝を飾り、競馬界の歴史で自身の地位を固めた。
しかしながら、時はいや応なく刻まれており、今季がウィンクスにとって最後のシーズンになるとみられている。引退レースは、同じくロイヤル・ランドウィックで4月に行われるクイーンエリザベスステークス(Queen Elizabeth Stakes)になると見込まれている。(c)AFP