カシミールで自爆攻撃、インド治安要員37人死亡
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【2月15日 AFP】インドとパキスタンが領有権を争うカシミール(Kashmir)地方のインド側で14日、自爆攻撃があり、地元警察によると少なくとも37人の治安要員が死亡した。同地方で起きたインド政府の部隊に対する攻撃としては、2002年以降で最多の犠牲者を出す事件となった。
自爆攻撃はスリナガル(Srinagar)郊外で発生。地元メディアによると、パキスタンに拠点を置くイスラム過激派組織「ジェイシモハメド(Jaish-e-Mohammed)」が犯行声明を出した。インドは長らく、パキスタンが武装勢力を支援していると非難しており、今回の事件を受け、核保有国同士である両国の間で緊張が高まる可能性が高い。
インドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相はツイッター(Twitter)で、われわれは「勇敢な治安要員の犠牲を無駄にしない」と述べ、事件を「卑劣」と非難した。
事件では、ワゴン車に積まれた爆発物が爆発し、中央警察予備隊(CRPF)の隊員約2500人を運んでいた78台の車列のうち、バス2台が大きな被害を受けた。
インドのPTI通信は、少なくとも39人が死亡したと報道。他のメディアは、死者数が40人を超える可能性があると伝えている。(c)AFP/Parvaiz BUKHARI