ヨーロッパリーグ控えファンら衝突、刺され1人重体 ローマ
発信地:ローマ/イタリア
このニュースをシェア
【2月14日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)決勝トーナメント1回戦で対戦するラツィオ(SS Lazio)とセビージャFC(Sevilla FC)のファンが13日、イタリア・ローマで衝突し、少なくとも3人が刺されてうち1人が重体となっている。同国メディアが報じた。
伊日刊紙レプブリカ(La Repubblica)によると、14日に行われる一戦を前に発生した乱闘騒ぎでスペイン人2人、米国人1人が負傷した。同紙の取材に応じた地元バーのオーナーは、「まったく静かだったのに、突然叫び声やガラスの割れる音が聞こえた。窓の方へ駆け寄ってみると、フードをかぶった連中がこん棒や棒をもって他の連中を襲っていた」と語っている。
ローマの歴史地区にあるコロッセオ(Colosseum)にほど近いモンティ(Monti)地区での騒ぎには40人ほどが関わり、暴徒鎮圧用の装備をした警官たちが仲裁に入った。
一方で伊紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)は、刺されて負傷し、病院で治療を受けているのは4人で、英国人男性が重体になっているとも報じている。同紙によると襲撃にはナイフが使われ、負傷したスペイン人1人も重体となっているが、もう1人のスペイン人と米国人は重傷ではないという。
また全国紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)によれば、負傷者のうち1人が血を流しながら重い足取りで歩き、通行人に助けを求めたという。(c)AFP