ベネズエラ野党指導者、米介入認める可能性を示唆
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【2月9日 AFP】ベネズエラ暫定大統領就任を宣言した野党指導者のフアン・グアイド(Juan Guaido)国会議長(35)は8日、ニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領を退任に追い込み、人道危機を緩和するため、米国の介入を認める可能性を示唆した。
グアイド氏はAFPの取材に対し、米国の介入は「非常に異論の多い問題」だと認める一方、「人命を救うため(中略)必要なことはすべて」すると述べた。
同氏は1月、マドゥロ大統領を退任に追い込むため暫定大統領就任を宣言し、米国や欧州連合(EU)加盟20か国を含む約40か国から承認を受けた。
ベネズエラはマドゥロ政権下で経済が崩壊し、ハイパーインフレや景気後退、食料・医薬品などの必需品不足に苦しんでいる。
グアイド氏は米国からの食料や医薬品を受け入れようとしているが、ベネズエラ軍がコロンビアとの国境で搬入を妨害しているため、物資はコロンビア側の倉庫に滞留している。(c)AFP