法王はビーガンになって、12歳少女が書簡 賛同で1億円を寄付
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【2月8日 AFP】12歳の少女がローマ・カトリック教会のフランシスコ法王(Pope Francis)に公開書簡を送り、イースター(Easter、復活祭)まで40日間続く四旬節(Lent)の期間中、完全菜食主義者(ビーガン)の生活を実践するよう求めた。法王が賛同すれば、国際基金は法王が指定した慈善事業に100万ドル(約1億1000万円)を寄付するという。
6日に公開書簡を送ったのは動物の権利などに関する活動を行うジェネシス・バトラー(Genesis Butler)さん。バトラーさんの書簡にはビートルズ(The Beatles)元メンバーのポール・マッカートニー(Paul McCartney)さんや、仏女優のブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)さんらが賛意を示している。
バトラーさんは書簡で「法王、私たちは行動しなければなりません」「植物中心の食事への移行は土地や木々、海や空気を守り、世界で最も危機にひんする人々に食事を与えることに寄与します」と指摘。
さらに「私と一緒に四旬節の間はすべての動物製品を控えていただくよう、法王にお願いします」と訴えた。
質素な生活ぶりで知られる法王だが、法王の祖国アルゼンチンは1人当たりの牛肉消費量が世界で2番目に多い。
書簡はバトラーさんと非営利キャンペーン「ミリオンダラービーガン(Million Dollar Vegan)」が連名で執筆。同キャンペーンを率いる米国のブルーホライゾン国際基金(Blue Horizon International Foundation)は、法王が賛同してくれれば100万ドルを資金提供する意向を示している。(c)AFP