【2月6日 AFP】インド北部で行われている世界最大の宗教行事「クンブメーラ(Kumbh Mela)」が最もにぎわいをみせる期間に入った。当局による5日の発表では、およそ5500万人のヒンズー教徒が罪を洗い流して救いを求め、沐浴にいそしんだという。

 48日間のクンブメーラの会期中、5日は最も縁起の良いとされる新月の日に当たっていた。

 1月中旬に始まったクンブメーラの人出は現在までに1億2000万人を超えており、閉幕する3月4日までの予想来場者数をすでに上回っている。

 当局幹部はAFPの取材に対し、「祭りの来場者数について、われわれはでたらめに数字を出しているのではない。ドローンのカメラやヘリコプターからの計測に基づいて数字は算出される」と話した。

 ヒンズー教徒の間には、聖なる川とされるガンジス(Ganges)、ヤムナー(Yamuna)、神話上のサラスバティー(Saraswati)が合流する地点で沐浴すれば救いが得られるとの信仰があり、祭りでは米ニューヨークのマンハッタン(Manhattan)よりも大きな「テント村」が形成される。(c)AFP