【2月1日 AFP】インド・パンジャブ(Punjab)州北部にある人口80万人の都市ジャランダール(Jalandhar)で1月31日、市街地に出没したヒョウ1頭が住民らを次々と襲い、4人がかまれるなどして負傷した。

動画:インドの街中にヒョウ出没、住民襲われパニックに

 ヒョウは麻酔銃で撃たれて捕獲されるまで6時間以上にわたって路地や裏通りをうろつき、4人が地面に引きずり倒されたりかみつかれたりして、一帯は騒然となった。

 拡散した動画には、ヒョウが庭先で住民に飛びかかる様子や、騒ぎを見物に集まった人々の姿が映っている。ヒョウが壁を飛び越えたり、捕獲ネットを投げようとした男性1人をはしごから落としたりする様子も見られた。

 負傷した人はやじ馬が中心で、必死に市街地を脱出しようとするヒョウに襲われた。重傷者はいないという。

 パンジャブ州野生生物局によれば、ヒョウは隣接するヒマチャルプラデシュ(Himachal Pradesh)州の丘陵地帯から草原や森を通ってジャランダールに迷い込んだとみられる。(c)AFP