オランダ最大の遊園地、人形が「人種差別的」と批判受け変更へ
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【1月31日 AFP】オランダ南部にある同国最大の遊園地エフテリング(Efteling)は30日、園内で使用されているアフリカ系とアジア系のキャラクターの人形が人種差別的だとの指摘を受け、変更を加える方針を明らかにした。
問題となっているのは、1952年に開園した同園内に35年前に設置された「カルナバル・フェスティバル(Carnaval Festival)」というアトラクション。
同園は、アフリカ系の人形については「伝統衣装を着用させ、鼻輪はやめるなど、今日によりふさわしい容姿」に変え、切れ長の目で前歯が長いアジア系の人形も変更対象にすると発表した。
オランダ放送協会(NOS)のウェブサイトに掲載された、エフテリングの広報担当の話によると、人形に対するクレームは特に「アトラクションと共に育ってきたわけではない」海外からの利用者やメディアから寄せられているという。
ただ、「ミスター人食い人種」を意味する「ムッシュー・カニバル(Monsieur Cannibale)」というアトラクションの中心に据えられている、鍋を手にした褐色の肌人形は変えるつもりはないとしている。(c)AFP