【1月29日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王(Pope Francis)は28日、聖職者の独身制は「教会にとって授かり物」であり「選択制」はないと述べた。

 法王は訪問先の中米パナマからバチカンに戻る専用機内で記者らに対し、「個人的に、独身制は教会にとって授かり物だと思う」「次に、独身について選択制にするのは認められるべきではないと思う」と述べた。

 ただ法王は、太平洋の島しょ部や南米アマゾンといった「辺境では可能性が幾分」あると認め、さらに「これは私が決定することではなく、神学者たちが話し合うことだ」と付け加えた。

 法王はこれまで、教義上では既婚男性が聖職者になることは禁じられておらず、規則を変更する可能性もあると繰り返し述べていた。(c)AFP