【1月31日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区のコルガス(霍爾果斯)税関の統計によると、同税関が2018年に監督管理した「中欧班列」(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)18路線の運行数は前年比146%増の2055本、貨物輸送量は133%増の202万8400トンだった。貿易額は136億8200万ドル(1ドル=約110円)に達した。

 コルガス税関を通過する「中欧班列」は昨年、運行の定期化と規模の拡大化を実現した。同地で出入国した列車本数は過去最高に達し、同自治区全体の運行総数の44.1%を占めた。ますます多くの「メイド・イン・チャイナ」製品が「中欧班列」により絶え間なく中央アジア5カ国やヨーロッパ各国へ輸送されている。

 中国からの輸出列車は、主に連雲港、鄭州、成都、重慶などの都市からの1668本で、復路は主にドイツ、ポーランド、ウズベキスタン、カザフスタンなどの国からの387本だった。輸出貨物は、従来の機械・電力設備から衣料品や家電、雑貨、自動車部品、家具などに拡大し、復路の貨物は主に完成車や自動車部品、綿糸、雑貨だった。

 コルガス税関鉄道口岸監督管理科の通関士、趙強(Zhao Qiang)さんは「税関検査場が1日に検査して通過させる『中欧班列』は平均6本で、前年から10倍近く増えた。税関では到着した列車が当日中に通関を終えられるようにしている。列車の平均通関所要時間は以前の42時間から22時間に短縮されており、列車全体の積み替え時間も5時間から3時間と短くなった」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News