スターバックス前会長、米大統領選に独立候補として出馬検討
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【1月28日 AFP】米コーヒーチェーン大手スターバックス(Starbucks)の前会長で富豪のハワード・シュルツ(Howard Schultz)氏(65)が27日、テレビ番組のインタビューで、2020年の大統領選に独立候補として出馬することを検討していると明らかにした。
CBSテレビのニュース番組「60ミニッツ(60 Minutes)」でシュルツ氏は、「大統領選出馬を真剣に検討している」と明言。「生涯民主党支持」を自認しながらも、「二大政党制の枠を離れ、中道派の無所属として立候補する」意向を示した。
「われわれは非常に不安定な時代を生きている」と話すシュルツ氏は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏に「大統領の資格がない」だけでなく、共和・民主両党員らも「一様に米国民の代表として必要なことを行わず、来る日も来る日も報復政治に終始している」と指摘した。
ニューヨーク市の労働者階級地区で育ったシュルツ氏は、1980年代に北西部ワシントン州に移住。スターバックスを世界的な巨大企業に成長させて財を成した。
国が抱える21兆5000億ドル(約2350兆円)の債務についても両党を非難し、「憲法で定められている責務を怠っている」ことを示す「無謀な一例」だと断じた。
シュルツ氏が出馬することで民主党支持者らの票が奪われ、トランプ大統領の再選を許すとの懸念は退け、「私は米国民が勝利するところを見たい。米国が勝利するのを見たいんだ」と語った。(c)AFP