シリア大統領夫人、早期乳がんの手術「成功」
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【1月28日 AFP】シリア大統領府は27日、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の妻アスマ(Asma al-Assad)夫人が早期乳がんの治療の一環で手術を受け、その手術が無事「成功」したと発表した。
昨年8月、アスマ夫人の胸に悪性腫瘍が初期段階で見つかり、治療が開始されたと発表していた大統領府はフェイスブック(Facebook)上で、アスマ夫人が「悪性腫瘍の治療を継続」しており、「(首都)ダマスカスの軍病院で行われた乳房の手術が成功した」ことを明らかにした。
病気公表以降、大統領府はソーシャルメディアのアカウントに、頭部をスカーフでエレガントに覆った姿で、子どものがん患者や負傷した軍人を慰問したり、慈善イベントに出席したりする夫人の様子を頻繁に投稿している。
アスマ夫人は1975年に英国で生まれ、投資銀行に勤務した経歴を持つ。進歩的な人権派というイメージを打ち出し、アサド政権の近代的側面を象徴する存在とみられていた。
しかし、2011年に反政府運動が弾圧されて壊滅的な内戦に突入すると、夫人はアサド大統領を支持して非難を浴びた。
夫人の父親は心臓専門医で、母親は外交官。アサド大統領との間に息子2人と娘1人がいる。(c)AFP