仏大統領、ルノーと日産の「バランス保持」注視
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【1月28日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は27日、訪問先のエジプトで開いた記者会見で、仏ルノー(Renault)と日産自動車(Nissan Motor)の関係について「アライアンス(提携)のバランスが保たれるように注視している」と語った。
両社と三菱自動車(Mitsubishi Motors)の3社連合をめぐっては、日産前会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告の逮捕・起訴を受けて関係見直しが進んだ場合、ルノーの影響力が低下する恐れが出ている。
マクロン大統領は会見で「現在起きている個別の事案によって、アライアンスのバランスが覆されるとは全く思っていない」とも述べた。
マクロン大統領は、ルノーの会長兼最高経営責任者(CEO)も退任したゴーン被告をめぐる状況について安倍晋三(Shinzo Abe)首相と話し合ったとも説明。ゴーン被告が「フランス人として最低限の良識ある扱いを受けられるのか心配している」と話した。
安倍首相に対しては、これまでに数度、ゴーン被告の勾留期間が「非常に長く」、勾留の状況も「過酷」だと伝えたことも明らかにした。(c)AFP