【1月28日 Xinhua News】ポルトガル商業銀行(BCP)は25日、中国銀聯(ぎんれん、China UnionPay)カードの初回発行を記念する式典を首都リスボンで開催した。欧州の現地金融機関が銀聯カードを発行するのは今回が初めて。

 同カードを運営する銀聯国際の蔡剣波(Cai Jianbo)最高経営責任者(CEO)は式典で、同国での銀聯カードの発行は、中国とポルトガルの銀行間決済業務の提携における大きな進展だと指摘。両国の経済・貿易交流や協力にさらに貢献するとともに、「一帯一路」了解覚書の具体的な実施を積極的に進めるものだと述べた。

 ポルトガル商業銀行のミゲル・マヤCEOは、銀聯カードの発行が同行にとって大きな意義があると表明。急成長が見込まれる分野への参入機会をもたらすとともに、利用者により多くの決済手段を提供することができると語った。同行は今後5年間で20万枚のカード発行を目指す。

 銀聯国際によると、同カードの決済ネットワークは現在、世界の170カ国・地域に広がり、50カ国・地域がカードを発行している。(c)Xinhua News/AFPBB News