【1月22日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は21日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-4、6-7(5-7)、6-2、6-3で第15シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)を退け、準々決勝へ駒を進めた。

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 しかし、3時間を超える体力的に厳しい一戦を強いられた世界ランキング1位のジョコビッチは日付をまたいだ試合後、第8シードの錦織圭(Kei Nishikori)と対戦する23日の準々決勝を前に「あまり体調が良くなかった」と話している。

 30本以上のショットが続く激しいラリーが何度も出た消耗戦では、両者共にトレーナーを呼ぶ場面があった。ジョコビッチは「最後の20分くらいはあまり体調が良くなかった」と明かし、「あしたになって体の反応を見ることになるが、しっかりと回復して次の試合を万全の状態で迎えられる自信はある」と付け加えた。

「少し疲労感や腰の違和感があるが、深刻なものは一つもない。ただ、いくつか現れてきていることがあるのは確か」「3-1だったけど、実際は5セットマッチのような感じだった」「1、2本で決める戦術を使えず、フィジカル的に苦しかった」

 四大大会(グランドスラム)通算43度目の8強入りを果たし、歴代最多7度目の全豪オープン制覇へ可能性をつないだジョコビッチだが、次戦はマラソンマッチを戦い抜いてきた錦織を破らなくてはならない。

 この日、第23シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)と対戦した錦織は最初の2セットを落として追い込まれたが、最終的には今大会3度目のフルセットマッチを制した。

 ジョコビッチは錦織について「2セットダウン、さらにブレークダウンになった状態から逆転した彼をたたえたい。ファイターだ」「彼は非常に才能豊かな選手。ツアーで最も素早い選手だ。ハードワーカーでもあり、大きな敬意を抱いている」と語った。(c)AFP/Daniel HICKS