【1月18日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は17日、スイス・ダボス(Davos)で今月開催される世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)への米代表団派遣の中止を決めた。米政府機関の一部閉鎖に対応するためという。

 サラ・サンダース(Sarah Sanders)大統領報道官は、「米国の労働者80万人が賃金を受け取れていないことを考慮し、また必要に応じた支援の提供を確実にするため、トランプ大統領はスイスのダボス会議への代表団の派遣を中止した」との声明を発表した。

 代表団はスティーブ・ムニューシン(Steve Mnuchin)財務長官が率い、マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官を含む計5人が派遣される予定だった。

 トランプ氏はこれに先立ち、4週間におよぶ政府機関の閉鎖を理由に、米民主党のナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長のアフガニスタン訪問を直前になって中止させている。訪問には空軍機が使われることとなっていた。

 ダボス会議をめぐってはトランプ氏自身も先週、メキシコとの国境の壁の建設費をめぐる野党・民主党との対立が続いているために欠席すると表明していた。(c)AFP