【1月17日 AFP】米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は16日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ、Huawei)が取引先の米企業から企業秘密を盗んだ疑いで米司法省が捜査を進めており、近く起訴する可能性もあると報じた。

 同紙が匿名筋の話として伝えたところによると、捜査は「進んだ」段階にあり、狙われた企業秘密には、米携帯電話大手Tモバイル(T-Mobile)がスマートフォンの品質検査に使うロボット装置に関するものも含まれているという。

 ファーウェイをめぐっては、孟晩舟(Meng Wanzhou)最高財務責任者(CFO)が昨年、米当局の要請によってカナダで逮捕され、米中間の緊張が高まっている。新たな刑事捜査によって緊張に拍車が掛かるのは必至だ。

 スマートフォンで世界2位、通信機器では世界最大手のファーウェイは、中国政府とつながりがあるとして、米国で長年にわたって監視対象とされてきた。(c)AFP