【1月15日 AFP】世界銀行(World Bank)の次期総裁候補に、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の長女で大統領補佐官のイヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump)氏が挙がっているとする英紙の報道について15日、米ホワイトハウス(White House)が否定した。

 世界銀行のジム・ヨン・キム(Jim Yong Kim)総裁は、2期目の任期を3年以上残しつつ先週突然、2月1日付で退任すると発表した。

 英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)は11日、その後任候補にイヴァンカ氏やニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)元米国連大使らの名前が挙がっていると報じた。

 これに対しホワイトハウスは、イヴァンカ氏は後任選びを補佐はするが、本人は候補ではないと否定。イヴァンカ氏自身が次期総裁候補に挙がっているという報道は誤りだと指摘した。
 
 ホワイトハウスの広報担当者によれば、過去2年間にわたって世界銀行の指導者たちと緊密に仕事をしてきたイヴァンカ氏に対し、スティーブン・ムニューシン(Steven Mnuchin)財務長官とミック・マルバニー(Mick Mulvaney)行政管理予算局(OMB)長が、米国が指名する次期総裁の選出手続きを補佐してほしいと依頼したという。(c)AFP