ケルバーが力強く2回戦へ、スティーブンズも鬼門の全豪初戦を突破
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【1月14日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は14日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第2シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)が6-2、6-2でポロナ・ヘルツォグ(Polona Hercog、スロベニア)に完勝し、2回戦に進出した。
ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)女王のケルバーは冷静なプレーを披露し、2016年大会以来の優勝に向けて好発進を切った。世界ランキング92位の相手に対し、四大大会(グランドスラム)通算3勝の格の違いを見せつけたケルバーは、早々にブレークを奪うと、その後もあらゆるプレーに対応してヘルツォグを追い詰め、72分で決着をつけた。
ケルバーは、3年前にグランドスラム初制覇を果たしたロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)へ戻って来られて元気が出たと話し、「このコートには最高の思い出と特別な思い入れがあるから、ここへ来るといつも本当に楽しくプレーできる」とコメントした。
昨年大会のケルバーは、シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)との死闘の末にマッチポイントを2回逃して敗れ、ベスト4で涙をのんでいる。
全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)優勝経験者のスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)は、6-4、6-2で同じ米国のテイラー・タウンゼント(Taylor Townsend)に快勝し、苦手としている全豪の初戦を突破した。
2013年大会は4強入りを果たしているスティーブンズだが、全豪では2015年と2016年、2018年で初戦敗退に終わり、2017年は足のけがで欠場している。また今年は前哨戦のブリスベン国際(Brisbane International 2018)とシドニー国際(2018 Sydney International)で振るわず、コンディションに疑問符が付いていた。
それでも第5シードで臨んでいる今回は、試合が進むにつれて自信を深め、世界93位のタウンゼントを楽々と退けた。(c)AFP