ポーランドの市長、イベント中に刺され重傷 支持政党に恨みか
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【1月14日 AFP】ポーランド北部グダニスク(Gdansk)で13日、チャリティーイベントに参加していたパベウ・アダモビッチ(Pawel Adamowicz)市長(53)が数百人の前で男に刃物で刺され、重傷を負った。襲った男は警備員らに取り押さえられ、警察に逮捕された。
動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿された映像には、男が壇上に駆け上がる様子などが映っている。男はアダモビッチ氏をナイフで刺した直後、マイクをつかみ、前政権与党の「市民プラットフォーム(Civic Platform、PO)」によって不当に収監され、拷問を受けたと主張。「だからアダモビッチ氏は死ぬ」とも発言している。
市民プラットフォームは2018年の地方選挙でアダモビッチ氏の再選を後押しした。
アダモビッチ氏は現場で救急隊員から蘇生処置を受けた後、病院に搬送された。地元当局の医師は、容体は「非常に深刻」だと話している。
ポーランド通信(PAP)は副市長の話として、同氏は手術を受けたと伝えている。
グダニスクの警察当局によると、逮捕した男は27歳で市内在住という。(c)AFP