マレーシア・パハン州に新スルタン、国王に即位へ
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【1月13日 AFP】マレーシアのパハン(Pahang)州は12日、同州の新たなスルタン(Sultan、イスラム王侯)に摂政のトゥンク・アブドゥラ・スルタン・アフマド・シャー(Tengku Abdullah Sultan Ahmad Shah)氏(59)が就任したと発表した。アブドゥラ氏はマレーシアの新たな国王に選出される見込みだという。
国営ベルナマ通信(Bernama)が王室の高官の話として伝えたところによると、アブドゥラ氏は父親のアフマド・シャー(Ahmad Shah)氏の後を継いでパハン州のスルタンに就任。マレーシア国内の報道によると、アブドゥラ氏のスルタン就任は、24日の統治者会議(Council of Rulers)で新国王に選出されるための段取りだという。
立憲君主制国家であるマレーシアの国王は、9州のスルタンが持ち回りで務める制度を採用しており、任期は5年。次代国王にはパハン州のスルタンが即位することになっている。
第15代国王のムハマド5世(Muhammad V)は今月6日、即位からわずか2年で突然退位。昨年11月には、2か月間の病気療養中にロシアの元ミス・モスクワの女性と結婚したとのうわさが浮上していた。国王の任期途中での退位は1957年の英国からの独立以来初めてだったため、同国に衝撃が走った。(c)AFP