世銀次期総裁候補にイヴァンカ氏とヘイリー元国連大使 英紙報道
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【1月12日 AFP】英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)は11日、世界銀行(World Bank)のジム・ヨン・キム(Jim Yong Kim)総裁の後任候補にドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の長女で大統領補佐官のイヴァンカ(Ivanka Trump)氏と、ニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)元米国連大使が含まれていると報じた。
キム氏は7日、任期を3年以上残したまま2月1日付で辞任すると突如発表した。
フィナンシャル・タイムズによると、キム氏の後任候補には、イヴァンカ氏と、昨年12月に米国連大使を退任したヘイリー氏の他に、デービッド・マルパス(David Malpass)米財務次官(国際問題担当)、マーク・グリーン(Mark Green)米国際開発局(USAID)長官の名前も挙がっている。
米国は世界銀行の最大出資国で、創設以来、総裁は米国が選んできたが、キム氏は初の総裁選挙を経て選出された米国人だった。
イヴァンカ氏は2017年、サウジアラビアなどが拠出した10億ドル(約1080億円)規模の女性起業家支援の基金設立に関わっている。
世銀理事会は10日、来月上旬に後任候補者の受け入れを開始し、4月中旬までに新総裁を指名すると発表した。(c)AFP