【1月8日 Xinhua News】中国の高速鉄道「復興号」で新たな編成となる17両長大編成動車組(中国の高速鉄道、新幹線は「動車」と言い、新幹線によって運用される列車は「動車組」と呼ばれている)列車が5日、北京と上海を結ぶ京滬(けいこ)線に登場した。

 新たな長大編成列車「復興号」は、乗客定員を1283人と従来編成より90人増やし、輸送能力を再び向上させた。

 北京動車センター 王寧(Wang Ning)車上整備士

 17両編成の(復興号)は全長440メートル。駅のホームの長さが延長されていない場合に、中国で最長編成の高速鉄道になります。

 【解説】新たな長大編成列車「復興号」は、従来の16両編成に客車を1両増加している。全長が長くなったことで、運転士はさらに高い運転技術を求められるようになった。

 北京機関車整備センター 苗錚(Miao Zheng)指導運転士

 京滬線の高速鉄道駅では、プラットホームの停車可能範囲が450メートルとなっています。プラットホームの長さは変わらずに、車両数が16両からさらに1両増えたので、運転士は停車の際、より高い正確性を求められます。プラットホームはわずか10メートルほどしか余裕がないので、運転士は「安全無事故、揺れのない安定性、1ミリのずれもない停車」が要求されるのです。

 【解説】車両には、列車の安全な運行を保証するためのスマート監視システムも採用されている。車両異常があれば直ちに感知することができる。

 北京動車センター 王寧車上整備士

 車両全体に2000を超える監視ポイントが設定されており、監視モニターパネルで常時列車の運行状況を把握できます。故障があれば即座に対応します。

 【解説】新たな長大編成動車組列車「復興号」は現在、京滬高速鉄道線の北京南駅から上海虹橋駅間を走るG9号とG16号に導入されている。(c)Xinhua News/AFPBB News